ファン待望となった2ndアルバム
シングルよりアルバム曲のほうが実は名曲揃い


ZACL1005

title:INDIVIDUAL
artists:MANISH
label:ZAIN RECORDS
released:1994.10.24
produced:B・M・F
sound produced:Masao Akashi
最高5位・初動12万3860枚・累計約26万
Special Thanks to: 細野義朗 (Stardust Promotion)


tracks:

1. だけど 止められない
(作詞:高橋美鈴 作曲:西本麻里 編曲:明石昌夫)
(C) 1993 TV Asahi Music & Be-Kikakushitsu

6thシングル。(カップリングは高原裕枝さん作詞の『いつでも いまでも いつかは』・・・これも名曲)
メンバーの作詞、作曲コンビでは初のシングルタイトル曲となった。
1993年11月26日に同曲のプロモーションでミュージックステーションに出演している。


2. 走り出せLonely Night
(作詞:高橋美鈴 作曲:栗林誠一郎 編曲:明石昌夫)
(C) 1994 TV Asahi Music & Be-Kikakushitsu

9thシングル。(カップリングは『涙見せたくない』)
テレビ朝日系『ビートたけしのTVタックル』エンディング。
作曲提供の栗林誠一郎氏のコーラスが入っている。
1994年8月19日に同曲のプロモーションでミュージックステーションに出演している。


3. 明日のStory
(作詞:高橋美鈴・井上留美子 作曲:西本麻里 編曲:明石昌夫)
(C) 1994 TV Asahi Music & Be-Kikakushitsu

8thシングル。(カップリングは『ずっと見つめていたかった』)
1994年6月24日に同曲のプロモーションでミュージックステーションに出演している。


4. ゆずれない瞬間
(作詞:高橋美鈴 作曲:栗林誠一郎 編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be-Kikakushitsu & TV Asahi Music

完全なアルバム向けの新曲となっているがミュージックビデオも制作されており、アルバムを象徴する曲として知られる。
栗林氏提供でもあるのでもしかしたらシングル候補だった可能性もあるが、栗林氏のコーラスは入っていないかも。


5. MY BOY
(作詞:高橋美鈴 作曲:西本麻里 編曲:明石昌夫)
(C) 1994 TV Asahi Music & Be-Kikakushitsu

完全なアルバム向けの新曲。
シンセがギターだったらB'zの曲として成立しそうなほど明石さんって感じのアレンジ。
透明系のコーラスはたぶん栗林氏で女性コーラスは誰だろう。高橋さん本人か大森さんかな。


6. もう誰の目も気にしない
(作詞:小田佳奈子 作曲:西本麻里 編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be-Kikakushitsu & TV Asahi Music

7thシングル。(カップリングは『Oh! My Life』)
中谷美紀が出演した明治アメリカンチップスCMソングで初のトップ5ヒットとなる。


7. 眠らない街に流されて
(作詞:大黒摩季 作曲:織田哲郎 編曲:明石昌夫)
(C) 1993 TV Asahi Music & Be-Kikakushitsu

5thシングル。(カップリングは『Will』)
イントロが印象的で、キーボードを活かしたアレンジになっている。
高橋さんがめきめきと実力を付け、歌が上手くなってることに気付く。
生沢祐一さん、大黒さんがコーラス。
テレビ朝日系『ネオドラマ』主題歌。
1993年8月13日に同曲のプロモーションでミュージックステーションに出演している。


8. 君が欲しい 全部欲しい
(作詞:大黒摩季 作曲:織田哲郎 編曲:明石昌夫)
(C) 1993 NICHION,INC.

4thシングル(カップリングは『Love Me All The Time』)、TBS『COUNT DOWN TV』タイアップ。
高橋さんの声がまだ自信なさげで大黒さんのダイナミックなコーラスに助けられてる感じ。
正直、個人的にはシングル向きではないと思っていた。サックスは勝田一樹さん。


9. いつでも君に会いたかった
(作詞:小田佳奈子 作曲:西本麻里 編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be-Kikakushitsu & TV Asahi Music

完全なアルバム向けの新曲。
哀愁を帯びたせつない楽曲。


10. ずっと見つめていたかった
(作詞:小田佳奈子 作曲:西本麻里 編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be-Kikakushitsu & TV Asahi Music

『明日のStory』のカップリング曲。(もったいない)
とてもメロディアスで、スケール感がありサビにタイトルがばっちりハマっています。
これがシングルのタイトル曲じゃないっていうことがびっくりするレベル。
後半の盛り上がり、透明系の栗林さんのコーラスが爽快。


11. eternal
(作詞:井上留美子 作曲:西本麻里 編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be-Kikakushitsu & TV Asahi Music

完全なアルバム向けの新曲。
エンディングにふさわしいダイナミックなバラードとなっている。
高橋美鈴さんの伸びのあるボーカルが一際輝き印象に残る、隠れた名曲。
ここでは本当に自信あふれるボーカルを披露されています。
系統としては前作の『君へのメロディー』に通じる。
ラストの雰囲気のある英語は大黒さん、曲中コーラスは大黒さんと井上留美子さんだと思われる。



REVIEW:

1stアルバムから1年半、数多の発売延期を経てリリースとなった。
のちに語られたところによると試行錯誤を繰り返したため、ボツになった曲も相当数あったとか。
ビーイング企画盤で『夢の飛行機』『明日に向かって』が陽の目を見たが、『星になれる夜』『気ままにDear My Friend』はお蔵入り状態。
もちろんもっともっとあると思うので、いつかコンプリートベストみたいなので出してもらえたらいいなあと。

さて、私も待ちに待った今作。
前回のアルバム以降に出されたシングル6曲を網羅しており+カップリング1曲を含めると7曲が既に出回っている曲だったためアルバム向けの新曲は4曲。
シングルを持ってない人にとってはお得な内容だったかも知れませんが、私はシングル揃えてたので新曲の少なさにがっかりした記憶があります。
とはいえ、アルバム曲の出来が良かったので救われました。
改めて聴いてみると、高橋さんのボーカルって表情があるなあと・・・。
昔でいうとアイドルっぽい立ち位置にいたアーティストですけど、今のアイドルと比較すると随分大人に感じますね。
当時のビーイング女性アーティストの中ではクオリティーもルックスもハイレベルだったんじゃないでしょうか。西本さんの作曲作品の多さからも、実力があったんだと思う。
ただ、今思うとサウンドプロデューサーの明石さんがいてこそ成り立っていたユニットだったのかなとも思う。

DREAM AGAIN........forever.

※追記※
ビーイング全盛期のアーティストだけにカップリングのクオリティーもやはり高い。
大黒さんもそうですが、彼女達のカップリング曲も佳曲揃い。
『さよならPlastic Girl』『Oh! My Life』『Love Me All The Time』あたりは大好きでした。